創業融資は消費者金融で借金があっても借りられる?詳しくご説明します!
こんにちは、(元メガバンク出身)創業融資専門家の宮谷祐史です。 創業融資を利用したいけれど、消費者金融に借金があるため、申込に躊躇する事業者がいるかもしれません。確かに、借金がない場合と比べると、審査において不利になることは否めないでしょう。しかし、消費者金融に借金があるからといって、隠して申し込みをするのはよくありません。 今回は、創業融資は消費者金融で借金があっても借入ができるのかについて解説します。 |
創業融資とは
創業融資とは、日本政策金融公庫や民間金融機関で取り扱っている、創業して間のない事業者に対しての融資です。民間金融機関では審査基準等がまちまちですので、日本政策金融公庫の創業融資について説明します。
日本政策金融公庫の創業融資は、正式には「新創業融資制度」といいます。
創業時2年目までが対象で、担保や保証人が不要で、民間金融機関より比較的に低金利で借入が可能です。
消費者金融に借金があっても融資は可能か?
新規事業を立ち上げた際に、すでに個人的に借金を行っている事業者がいるかもしれません。一般的に借金があると、審査に不利な影響を及ぼすとされています。しかしながら、借入と一言でいってもさまざまな種類があります。例えば、住宅ローンや自動車ローン等です。資金使途が明確な借入においては融資が見込めるケースはあります。
一方で、ローンに延滞があったり、消費者金融から借金を行っていたりする場合は、審査が厳しくなる恐れがあります。他の借入状況以外にも、返済能力が事業者に備わっているのかも審査において重要な判断材料です。
たとえ延滞がない場合であっても、返済財源に懸念があると金融機関が判断した場合、審査に通らない可能性が高くなります。なぜなら金融機関は、融資した資金が安全に回収できるのかを審査するためです。
借金の事実を隠すことはできない点も注意が必要です。金融機関は、融資審査において、個人信用情報を閲覧することで、どれだけの借金があるのかを把握できます。他社で借金があるにもかかわらず、借金がないとウソをつくと、審査する金融機関の心証を悪くし、審査に落ちる恐れがあります。
創業融資を消費者金融に借金がある状態で申し込む際のポイント
注意するポイントとして以下の3点があります。
- 借金があることを隠さない
- 毎月の返済額の把握
- 自己資金を多めに準備しておく
1.借金があることを隠さない
前述のように、審査の際に、借金の有無は金融機関が把握します。借金がないと言い張ることは何のメリットもありません。むしろ、借金のあることは隠さずに伝えたほうが、他に返済財源があると金融機関が認識した場合、審査に通る可能性はあります。正直に金融機関には伝えるようにしましょう。
2.毎月の返済額の把握
毎月の返済額を把握しておくことは、金融機関との交渉の上でとても重要です。毎月の返済金額を把握せずに申込を行うと、審査する金融機関は不信感を覚えます。融資を希望する事業者が毎月のキャッシュフローを把握していないと思われ、審査に通らない可能性が高まります。申込に際しては、毎月の返済金額の把握に努めましょう。
3.自己資金を多めに準備しておく
借金はあるけど、自己資本を準備しておくことも安全性をアピールできますのでおすすめです。金融機関は、返済金額だけでなく、資産面にも注視しています。自己資本があることを主張することで、審査の内容にも変化が生じるケースが考えられますので、自己資本を多めに準備することは大切です。
まとめ
消費者金融に借金があり、創業融資を申し込んだ場合、借金のない事業者に比べて厳しい審査内容になるかもしれません。しかし、借金があることを隠さず、毎月の返済額を把握し、自己資金の準備をすることで道は開けるかもしれません。
創業融資を申し込むにあたって事業者は、事前準備をしっかり行うように努めましょう。
いかがでしたか。
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