<起業家にはぜひ知って欲しい>会社定款の意味と作り方について
こんにちは、(元メガバンク出身)創業融資専門家の宮谷祐史です。 会社を設立する上で、必ず作成しなければならないのが会社定款です。とはいえ、これから起業する方の中には、「会社定款はどういった意味があるのか」、「どうやって作成すればよいのか」悩まれている方もいらっしゃいますよね。そこで今回は会社定款の意味と作り方について解説していきます。 |
会社定款の意味
定款とは会社のルールを決める重要な書類です。
会社を運営する上で必要な事項を明記する書類となっています。
定款は会社法上で定められており、会社設立時に必ず作成しなければなりません。
また、定款は銀行の融資など重要な場面で使用されることもあるため、内容を精査して作成していく必要があります。
定款の記載事項
定款の記載事項は下記の3つの事項を記載します。
1.絶対的記載事項・・・記入必須の事項
事業目的、商号、資本金額、本社所在地、発起人氏名・住所、資本金額
2.相対的記載事項・・・記入必須はないが、記載することで効力が発生する事項
単元株数、株主総会、理事会に関する事項など
3.任意的記載事項・・・記入しても必ず効果が発生するとは限らない事項
役員報酬、配当金、社員に関することなど
各々の特徴を把握した上で、自社に適した形の定款を作成していく必要があります。
定款の作り方と提出先
定款はインターネット上にサンプルが多数あります。
しかしながら、自社に適した形に作成するのは業務経験者でなければ難しいものです。
必須事項が記載されておらず、認証が受けられないというのも珍しくありません。
そのため、はじめて定款を作成する場合、行政書士に依頼して作成することをおすすめします。
電子定款であれば印紙代4万円がいりませんので、自分で作成するよりも安くなることも。
近年ではオンライン上で安価で定款を作成するサービスもありますので、そういったサービスを利用しても良いかもしれません。
定款の作成後は、最寄りの公証人役場へ、作成した定款を提出します。
公証人役場で認証されることで正式な定款となります。
まとめ
今回は会社定款の意味と作成方法について解説してきました。
ポイントは下記の通り。
・会社定款とは会社のルールを決める重要な書類
・絶対的記載事項、相対的記載事項、任意的記載事項の3つの事項が記載される
・定款は自分で作成することもできるが、行政書士に依頼することがおすすめ
・公証人役場で認証された後に、正式な定款となる
会社定款は会社設立において、非常に重要な書類となります。
本記事を参考に、定款を作成していきましょう。
いかがでしたか。
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